本日は、タイトルにもあります、「ファットウッド」についてご紹介したいと思います。

ファットウッドとは、別名でティンダーウッドとも呼ばれていますが、その名には意味があります。

ファットウッドとは、松の樹木のことを言うのですが、ただの樹木、枝のことではなく、松脂（マツヤニ）を含んだ部位だけがファットウッドと呼ばれています。

松脂を多く含んだ樹木、枝は、断面の色が非常に濃くなっているのが目安で、匂いも松脂の独特な匂いが強く感じられます。

松脂を含んだ樹木、枝はもの凄い着火生を持っており、一度火が着けばもの凄い勢いで燃え上がります。

森の中で、松の樹同士が擦れ合い、山火事が起こる事もあるなんて話もあるほどです。

ブッシュマン的には、この着火生の強いファットウッドを見つける能力は、非常事態に備えて知っておくべきだと考えております。

雨で湿気った材料しか集まらない時に、どうしても火を起こしたい…

一刻も早く、火力を大きくして暖を取りたい…

こんな状況下で、ファットウッドの力はきっと役に立ちます。しかも、知識さえあればいつでも手に入れることができる。

これこそ、ブッシュマンが考えるEDCの理論と同じく、安心を携帯していることと言えるでしょう。

実際、ファットウッドを採取に行った様子を動画で掲載していますので、是非ご覧になってください。